Search Consoleの使い方。最初に見る4つの画面と、GA4との使い分け
執筆: 株式会社センダー(AI・データを活用したマーケティング支援)
Search Consoleは、検索結果に自社のページがどう表示されているかを見る道具です。GA4が「サイトに来たあと」を扱うのに対し、Search Consoleは「来る前」、つまり検索結果での表示回数・クリック数・掲載順位を扱います。最初に使うのは、検索パフォーマンス、ページのインデックス登録、URL検査、サイトマップの4画面です。2026年8月時点の情報です。
ラッコキーワードのデータ(2026年8月時点)をもとにした当社調査では、「Search Console 使い方」の月間検索数は70で、12か月では+15%、直近6か月では+114%でした。同じ期間に「GA4 使い方」は480で-30%です。
GA4との役割の違い
| Search Console | GA4 | |
|---|---|---|
| 見る範囲 | 検索結果での表示からクリックまで | サイトに来てからの行動と成果 |
| 主な指標 | 表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位 | セッション数、キーイベント数、離脱の箇所 |
| 分かること | どの検索語で何位に出ているか | 来た人が問い合わせに至ったか |
| 対象 | Google検索のみ | すべての流入(検索・広告・SNS・直接) |
2つは重なりません。「検索で見つけてもらえているか」はSearch Console、「見つけたあと成果になったか」はGA4という分担です。片方だけでは、流入が伸びない原因を切り分けられません。
たとえば問い合わせが減ったとき、Search Consoleで表示回数が落ちていれば検索側の問題、表示回数は変わらずGA4のキーイベントだけが減っていればサイト側の問題、と切り分けられます。キーイベントの設定はGA4のキーイベントとはで解説しています。
画面1. 検索パフォーマンス
最もよく使う画面です。期間を指定して、4つの指標を確認します。
| 指標 | 意味 | 下がったときに疑うこと |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果に自社ページが出た回数 | 順位の低下、検索需要そのものの減少 |
| クリック数 | そこからクリックされた回数 | 順位、タイトルと説明文の内容 |
| CTR | クリック数 ÷ 表示回数 | タイトルと説明文が検索意図に合っていない |
| 平均掲載順位 | 表示された位置の平均 | 内容の不足、競合ページの更新 |
「クエリ」と「ページ」を切り替えて見る
上部のタブで、検索語(クエリ)別とページ別を切り替えられます。使い方は次のとおりです。
- クエリ別: 自社がどんな言葉で見つかっているかを確認する。狙っていない言葉で表示が多い場合、その言葉に合う内容を足す判断ができます
- ページ別: どのページが表示されているかを確認する。表示は多いのにクリックが0のページは、順位が低いか、タイトルが検索意図と合っていません
表示は多いのにクリックが0のページを探す
**この画面で最初に見るべきは、表示回数が多く、クリックが0または極端に少ないページです。**平均掲載順位が11位以下であれば、検索結果の2ページ目以降に出ています。この位置では、内容が良くてもクリックはほとんど発生しません。
該当するページが見つかったら、次のどちらかを選びます。
- 順位を上げる: 内容を追加し、検索意図に対する答えの網羅性を上げる
- 別の言葉を狙う: 競合が強すぎる場合、より具体的な検索語に的を絞ったページを別に作る
期間の比較
「比較」を使うと、前の期間との差を並べて見られます。比較するときは、同じ曜日構成になるよう期間を揃えます(7日と7日、28日と28日)。月ごとの比較は日数が違うため、増減の一部が日数差になります。
画面2. ページのインデックス登録
Googleがサイトのページを認識し、検索結果に出せる状態にしているかを見る画面です。
- 登録済み: 検索結果に出る状態
- 未登録: 出ない状態。理由が一覧で示されます
未登録の理由でよく出るものは次の3つです。
| 理由 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| クロール済み - インデックス未登録 | 見には来たが、登録しない判断がされた | 内容の薄いページを整理する。重複していないか確認する |
| 検出 - インデックス未登録 | URLは知っているが、まだ見に来ていない | サイトマップの送信と、内部リンクからたどれるかを確認する |
| リダイレクトあり | 転送設定されている | 意図した転送であれば対応不要 |
新しく公開したページが検索結果に出ないときは、まずこの画面で状態を確認します。「未登録」なのか「登録済みだが順位が低い」のかで、やるべきことが変わります。
画面3. URL検査
特定のURLを1つ指定して、その状態を確認する画面です。使う場面は3つです。
- 公開したページが登録されているか確認する: URLを入力すると、登録の有無と最終クロール日が表示されます
- 登録をリクエストする: 未登録の場合、「インデックス登録をリクエスト」でGoogleに通知できます。ただし、リクエストしても必ず登録されるとは限りません
- 内容を更新したことを知らせる: 大きく書き換えたページは、この画面からリクエストすると再確認が早まる場合があります
登録のリクエストは1日あたりの回数に制限があります。全ページを一括で登録させる手段ではないため、公開直後の主要ページと、大きく更新したページに絞って使います。
画面4. サイトマップ
サイトマップは、サイト内のURL一覧をGoogleに渡すファイルです。この画面から送信し、読み取り結果を確認します。
- 送信するのは、多くの場合
https://(ドメイン)/sitemap.xml - ステータスが「成功しました」であれば読み取れています
- 検出されたURL数が、実際のページ数と大きく違う場合は、サイトマップの生成側を確認します
サイトマップを送信しても順位は上がりません。役割は「存在を知らせる」ことだけです。ページ数が少ないサイトでは、内部リンクからたどれていれば送信しなくても登録されます。ページ数が多いサイトや、公開直後のサイトでは効果があります。
数値がGA4と食い違う理由
Search ConsoleのクリックとGA4のセッションは一致しません。主な理由は4つです。
- 対象が違う: Search ConsoleはGoogle検索のみ。GA4はYahoo!検索や他の流入も含みます
- 数える単位が違う: Search Consoleはクリック、GA4はセッション。同じ人が続けて2回クリックしても、GA4では1セッションになる場合があります
- 計測の仕組みが違う: GA4はページ内のタグで計測するため、読み込み前に離脱するとカウントされません
- 日付の扱いが違う: Search Consoleは太平洋時間、GA4はプロパティで設定したタイムゾーンです
**どちらかが正しいのではなく、測っているものが違います。**比較するのではなく、それぞれの役割で使い分けます。
最初の1か月にやること
- サイトの所有権を確認して登録する: ドメイン単位での登録が、サブドメインもまとめて見られるため扱いやすくなります
- サイトマップを送信する
- ページのインデックス登録を確認する: 主要ページが登録済みになっているか
- 検索パフォーマンスを週1回見る: データが溜まるまで数週間かかります。最初の数日で判断しないでください
- 表示が多くクリックが0のページを書き出す: 改善の候補になります
なお、Search Consoleのデータは公開から反映まで2〜3日の遅れがあります。当日の数値は見られません。
よくある質問
登録したばかりでデータが出ません。
データの蓄積には時間がかかります。登録の直後は表示回数も0のままです。数日から2週間ほど待ってから確認してください。それでも表示回数が0の場合は、ページのインデックス登録の画面で、そもそも登録されているかを確認します。
平均掲載順位が上がったのにクリックが増えません。
平均掲載順位は、表示されたすべての検索語の平均です。順位の高い検索語の表示回数が減り、順位の低い検索語が減ったことで平均だけが上がる、ということが起こります。クエリ別に分けて、狙っている検索語の順位を個別に確認してください。
GA4とどちらを先に整えるべきですか。
同時に進められます。優先順位をつけるなら、成果(問い合わせ・購入)の記録が取れていない場合はGA4のキーイベント設定が先です。成果が記録されていないと、Search Consoleで流入を増やしても効果を確認できません。
他人が作ったサイトでも使えますか。
サイトの所有権の確認が必要です。ドメインの設定(DNS)を変更できる立場にあるか、サイトにファイルやタグを設置できる必要があります。制作会社に管理を任せている場合は、既存のSearch Consoleに閲覧者として追加してもらう方法もあります。
まとめ
- Search Consoleは「検索結果での見え方」、GA4は「来たあとの行動と成果」。役割が違うため両方使う
- 最初に見るのは、検索パフォーマンス/ページのインデックス登録/URL検査/サイトマップの4画面
- 検索パフォーマンスでは、表示回数が多くクリックが0のページを最初に探す
- サイトマップの役割は存在を知らせることだけで、順位には影響しない
- GA4との数値の食い違いは、対象・単位・仕組み・タイムゾーンの4点から生まれる。どちらかが誤りではない
自社で進める場合は、検索パフォーマンスをページ別に開き、表示が多くクリックが0のページを書き出すところから始めてください。計測の整備や、改善するページの優先順位づけから依頼したい場合は、お問い合わせからご相談いただけます。ご相談は無料です。支援内容はデータ分析・計測設計に、検索からの集客は集客(SEO・AI検索最適化・広告運用)にまとめています。



