ChatGPT広告の費用。課金方式・最低日予算2,500円・予算の決め方
執筆: 株式会社センダー
ChatGPT広告の費用を、課金方式、最低日予算、入札単価、支払いの仕組み、予算の決め方の順に説明します。ChatGPT広告の定義と表示場所はChatGPT広告とは、出稿の手順はChatGPT広告の出稿方法で説明しています。
この記事はOpenAIのヘルプセンター(2026年10月17日閲覧)をもとに書いています。金額や条件は変更される場合があるため、出稿の前にOpenAIヘルプセンターで最新の内容を確認してください。2026年10月時点の情報です。
ChatGPT広告の費用の要点
ChatGPT広告の費用・料金は、広告費と、運用を外部に依頼した場合の作業費に分かれます。要点は次の4つです。
- 広告費は入札とオークションで決まります。
- 日本円の広告アカウントの最低日予算は2,500円です。
- 課金方式は3種類で、表示、クリック、コンバージョンに最適化した配信です。
- 運用を外部に依頼する場合は、広告費とは別に作業費がかかります。
課金方式は3種類
キャンペーンで選ぶ目的によって、課金方式が決まります(OpenAIヘルプセンター)。
| 目的 | 課金方式 | 課金の単位 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 表示 | CPM | 1,000回表示ごと | 広告が表示される回数を確保したい場合 |
| クリック | CPC | 有効クリックごと | ランディングページへの訪問数を増やしたい場合 |
| コンバージョン | oCPC または oCPM | oCPCはクリックごと、oCPMは表示回数ごと | 問い合わせや購入などの成果を目標にする場合 |
CPMは1,000回表示あたりの費用、CPCは1クリックあたりの費用を指す略称です。コンバージョンとは問い合わせや購入など、広告の目標とする成果です。コンバージョンを目的にした場合も、課金の単位はクリックまたは表示回数で、コンバージョンごとの課金ではありません。したがって、コンバージョンが0件の期間にも、クリックまたは表示に対する広告費は発生します。
有効クリックの判定基準はOpenAIヘルプセンターで確認します。OpenAIピクセルとコンバージョンAPIで、コンバージョンのデータを送ります。設定はChatGPT広告の効果測定で解説しています。
最低日予算と、日予算の扱い
出稿に必要な最低金額は最低日予算で示されます。最低日予算は日本円の広告アカウントで2,500円です。米ドルの広告アカウントでは25ドルです。キャンペーンで設定する1日あたりの予算が日予算です。
日予算は7日間の1日あたりの平均額として扱われ、1日の支出は日予算の最大2倍です。7日間(日曜〜土曜)の支出は日予算の7倍を超えません。日予算が2,500円の場合の計算は次のとおりです。
| 項目 | 計算 | 日予算2,500円の場合 |
|---|---|---|
| 1日の支出の上限 | 日予算 × 2 | 5,000円 |
| 7日間(日曜〜土曜)の支出の上限 | 日予算 × 7 | 17,500円 |
| 30日間の広告費の参考値(当社計算。OpenAIが示した金額ではない) | 日予算 × 30 | 75,000円 |
日予算は1日あたりの平均額として扱われるため、30日間の広告費は日予算 × 日数を目安にします。上限は日曜から土曜までの週ごとに適用されるため、日予算 × 日数は上限ではありません。開始日や終了日が週の途中にある場合は、日予算 × 日数を超える支出になる場合があると見込まれます(根拠: 1日の上限が日予算の2倍、7日間の上限が日予算の7倍と定められているため)。
入札単価の考え方
入札単価は広告グループ単位で設定する上限入札単価です。上限入札単価は1回のクリックや1,000回の表示に対して支払ってよい金額の上限を示します。
CPCの場合、OpenAIは1クリック3〜5米ドルの上限入札から始めることを推奨しています。この記事では為替換算をしません。日本円の広告アカウントで入札額を入力する方法は、広告マネージャーの設定画面で確認します。
ChatGPT広告のオークションは関連性で重み付けしたセカンドプライス方式です。セカンドプライス方式は一般に、落札した広告主が次点の入札をもとにした金額を支払う方式です。
初期段階であるため、業種やキャンペーンの種類ごとのパフォーマンス基準はまだないとOpenAIは説明しています。3〜5米ドルは出発点として扱い、配信結果を見て調整します。
支払いの仕組み
ChatGPT広告の支払いは後払いです。広告を配信した後に、広告費が請求されます(OpenAIヘルプセンター)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支払い方法 | セルフサービスの場合、クレジットカード |
| 請求のタイミング | 支払い基準額に達するたびに請求。基準額の例は25ドル |
| 月末の請求 | 月末に、その時点の残高を請求 |
クレジットカードを登録するときに、カードの利用枠が一時的に確保される場合があります。確保される金額と解除の時期はOpenAIヘルプセンターの請求に関する案内で確認します。
レポートに表示される広告費は7〜8時間遅れることがあります。配信中に画面で見る広告費は最新の金額でない場合があります。
初めての広告主向けの特典(2026年10月17日時点の表示)
2026年10月17日に日本から閲覧したとき、OpenAIの広告サイト(ads.openai.com)に初めての広告主向けの特典が表示されていました。表示の内容は「広告に35,000円を使うと、35,000円分の広告クレジットを進呈」です。表示される金額と通貨は、閲覧する地域で異なる場合があります。
この特典は、条件を満たすために払った広告費が返金される制度ではありません。クレジットは、付与されたあとに発生する対象の広告費に充てられます(OpenAIヘルプセンター)。
OpenAIの広告クレジット規約(2026年7月29日公開)の主な条件は次のとおりです。個別の特典に別の定めがある場合は、その定めが優先されます。
- 発行日から90日で失効し、使っていない分も失効する
- 他のクレジット、クーポン、割引とは併用できない
- 税金、延滞金、返金された金額などには充てられない
- OpenAIは特典を変更・停止・終了できる
対象者、申込方法、期限は、広告マネージャーに表示される特典の内容で確認してください。
予算の決め方
OpenAIは業種別の成果基準を示していないため、予算は自社のデータで決めます。次の5つの順に進めます。
- 目的を決めます。表示、クリック、コンバージョンのどれを目標にするかで、課金方式が決まります。
- 計測を整えます。リンク先URLにUTMパラメータを付け、コンバージョンを記録するように設定します。設定はChatGPT広告の効果測定で解説しています。
- 最低日予算に近い金額で、一定期間配信します。日曜から土曜までの1週間を、判断の最小の単位にします(根拠: 7日間の支出に上限が適用されるため)。
- 1件あたりの獲得費用を計算します。
- 増やすか止めるかを決めます。
1件あたりの獲得費用の計算
1件あたりの獲得費用は次の式で求めます。広告費をA円、期間中のコンバージョン数をB件とします。
1件あたりの獲得費用 = A ÷ B
クリック課金の場合は、平均CPCをC円、クリックからコンバージョンに至る割合をRとすると、次の式でも求められます。
1件あたりの獲得費用 = C ÷ R
増やすか止めるかの基準
配信を始める前に、許容できる獲得費用を決めます。配信後に決めると、結果に合わせて基準が変わるためです。許容できる獲得費用は次の式で決めます。成果が問い合わせの場合、1件の成果から得られる粗利は受注の粗利に問い合わせからの受注率を掛けて求めます。
許容できる獲得費用 = 1件の成果から得られる粗利 - 目標とする利益
問い合わせを成果とする場合の1件の成果から得られる粗利 = 1件の受注の粗利 × 問い合わせからの受注率
判断は次のとおりです。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 1件あたりの獲得費用が、許容できる獲得費用以下 | 日予算を増やして、同じ指標で再度確認する |
| 1件あたりの獲得費用が、許容できる獲得費用を上回る | コンテキストヒント、広告文、ランディングページを見直す |
| 見直しても上回る状態が続く | 配信を止める |
広告費以外にかかる費用
広告費のほかに、運用の作業費がかかります。自社で運用する場合と代理店に依頼する場合で、費用の形が異なります。
自社で運用する場合
自社で運用する場合の費用は担当者の作業時間です。アカウントの作成と認証、キャンペーンと広告の設定、計測の設定、レポートの確認、広告文の見直しが作業に含まれます。作業時間は担当者の人件費として見積もります。見積もりの式は次のとおりです。
月の作業費 = 月の作業時間 × 担当者の1時間あたりの人件費
代理店に依頼する場合
代理店に依頼する場合は、広告費とは別に運用の対価を支払います。一般に、費用の型は次の3つです。
| 型 | 内容 |
|---|---|
| 広告費に対する割合で払う型 | 広告費が増えると、作業費も増える |
| 固定額の型 | 毎月、決まった金額を支払う |
| 初期費用と月額を組み合わせる型 | 設定時に初期費用を支払い、その後は毎月の金額を支払う |
代理店ごとに型と金額が異なるため、見積もりを取る際は、広告費が作業費に含まれるか、別に請求されるかを確認します。依頼先の選び方はChatGPT広告の代理店と自社運用で解説しています。
よくある質問
最低いくらから出稿できますか。
日本円の広告アカウントでは日予算2,500円から設定できます。日予算が2,500円の場合、7日間(日曜〜土曜)の支出の上限は17,500円です。最低日予算は設定できる金額の下限です。OpenAIが業種別の基準をまだ示していないため、成果が出る金額は自社のデータで決めます。
クレジットカード以外で支払えますか。
セルフサービスの支払い方法はクレジットカードです。請求書払いが適用されるのは営業担当が管理する広告主の一部です。請求書払いの条件はOpenAIヘルプセンターで確認します。
日予算を超えて請求されることはありますか。
1日の支出は日予算の最大2倍まで増える場合があります。7日間(日曜〜土曜)の支出が日予算の7倍を超えることはありません。日予算は7日間の1日あたりの平均額として扱われます。
まとめ
- ChatGPT広告の費用は、広告費と、運用を外部に依頼した場合の作業費に分かれます。
- 課金方式は3種類で、表示(CPM)、クリック(CPC)、コンバージョン(oCPCまたはoCPM)です。コンバージョンごとの課金ではありません。
- 日本円の最低日予算は2,500円です。1日の支出は日予算の最大2倍、7日間の支出は日予算の7倍を超えません。
- 支払いは後払いで、セルフサービスはクレジットカードです。
- 予算は計測を整えたうえで、1件あたりの獲得費用を計算して決めます。
自社で進める場合は、目的を決めて計測を整えてから、最低日予算に近い金額で、日曜から土曜までの1週間配信します。計測の整備や予算の設計を相談したい場合は、お問い合わせから相談できます。支援内容はChatGPT広告運用にまとめています。



